東京・下町エリアで宿泊業を始めて3年。転貸型ビジネスの可能性と実態
2023年7月、私は個人事業を法人化して株式会社BAIを設立しました。
そのとき既に宿泊業(宿泊業の転貸)は動いていましたが、「会社」として腰を据えてやっていこうと決めたのが、ちょうど3年前のことです。
現在、東京都内で7件の物件を運営しています。葛飾区・江戸川区・新宿区に分散しており、主にAirbnbを通じて国内外のゲストをお迎えしています。
■ 転貸型ビジネスとは何か
宿泊業の転貸は、物件を所有せずに運営できるビジネスです。
オーナーから物件を借り、宿泊業として再貸しする形になります。自分で不動産を購入する必要がないため、初期投資を抑えて始められるのが特徴です。
一方で、オーナーとの交渉、旅館業法・住宅宿泊事業法の届出、近隣への配慮、清掃・管理体制の構築など、クリアすべきことは多くあります。「手軽に稼げる」という甘い話ではなく、仕組みを作ることに相当のエネルギーが必要です。
■ 7件になるまで
最初の1件目は、知人から「空いている部屋があるから使ってみないか」という話がきっかけでした。
おそるおそる始めたのですが、思ったより予約が入る。外国人のゲストが「東京の下町は最高だ」と言って帰っていく。その手応えが積み重なって、2件、3件と増えていきました。
増やすうえで大切にしたのは、「管理できる範囲を超えない」ことです。件数を追いすぎると清掃が雑になり、レビューが落ち、稼働率が下がる悪循環に入ります。1件ずつ丁寧に仕組みを整えながら拡大してきました。
■ 3年やってみてわかったこと
宿泊業は、「モノを売る」商売ではなく、「体験を届ける」商売だと感じています。
清潔な部屋、わかりやすいチェックイン案内、困ったときに連絡できる安心感——そういう積み重ねがレビューになり、リピーターになり、売上になります。
■ これからのこと
現在は転貸が中心ですが、中長期的には自己所有物件への転換を考えています。転貸で現場感覚とオペレーションを磨き、そのノウハウを持って物件を取得する——そういう順番が、リスクを抑えながら規模を拡大する現実的な道だと考えています。
宿泊業や宿泊業に興味をお持ちの方、あるいはスペースを持て余しているオーナー様がいれば、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社BAI 代表取締役 伊藤英裕
伊藤 英裕
株式会社BAI 代表取締役